mustachex’s diary

どうなんでしょう。

歴史関係新刊

 

中世日本の王権と禅・宋学 (東アジア海域叢書)

中世日本の王権と禅・宋学 (東アジア海域叢書)

 

序 ………………………………………………………………………………………………… 小島 毅
第一部 中国・朝鮮の近世王権
東アジアにおける祖先祭祀の諸相――中国、朝鮮、日本を例にして―― …………… 井澤耕一
朝鮮王朝建国神話の創出 …………………………………………………………………… 山内弘一
東アジアの「近世」から中国の「近代」へ
――比較史と文化交流史/交渉史の視点による一考察―― ………………………… 伊東貴之
第二部 鎌倉時代の王権
ヨーロッパと日本の中世における神聖王権の可能性を巡って
  ――フライジングのオットーと慈円の歴史思想を中心に―― ………… ダニエル・シュライ
「尼父」と「大神宮」――『古今著聞集』神陶篇十二話の一解釈―― ……………… 水口拓寿
天皇の譲位と院政――鎌倉時代を中心に―― …………………………………………… 近藤成一
南北朝動乱期の王権と調伏法
  ――文観著『逆徒退治護摩次第』の秘密修法―― ………………………… ガエタン・ラポー
第三部 禅僧と儒者の王権論
中巖円月が学んだ宋学 ……………………………………………………………………… 小島 毅
大徳寺の創建と建武親政 …………………………………………………………………… 保立道久
明治国家成立期の水戸イデオロギーに関する考察
  ――「大日本史完成者」栗田寛の勅語講釈を中心に―― …………………………… 陶 徳 民
あとがき ……………………………………………………………………………………… 小島 毅

近現代日本の生活経験 (放送大学叢書)

近現代日本の生活経験 (放送大学叢書)

 

 目次
はじめに
第一章 生活の貧しさはどのように見出されたのか  十九世紀末から二十世紀初めの貧困言説
第二章 貧困実態の変化と貧困への働きかけ  十九世紀末から一九三〇年代へ
第三章 生活構造の緊張・形成・抵抗  二十世紀前半の過剰な生活対応
第四章 生活改善同盟会の活動と階層構図  一九二〇年代から戦時期の改善言説
第五章 生活変動の転機と人工妊娠中絶  一九五〇年代の生活課題の内部化
第六章 「よりよい」生活と生活単位の縮小  一九六〇年代から九〇年代の自己変容
第七章 多元化する現代の貧困  一九九〇年代以降の貧困問題の拡がり
第八章 生活保障から生活支援へ  二十一世紀にかけてのミクロの生活問題
第九章 少子・長命の環境と生き方の変容  現在、そして近未来へ
おわりに

 

入門 歴史時代の考古学

入門 歴史時代の考古学

 

 

 1.歴史時代とは
 2.歴史考古学
 3.歴史時代の考古学
 4.文献史料は万能に非ず
 5.文献史学との向き合い方
 6.本書の構成

第1章 飛鳥時代の仏教と寺院造営―考古学の成果により膨らむ歴史像―
 1.古代国家と仏教
 2.考古学による古代寺院へのアプローチ
 3.寺づくりの始まりと瓦
 4.仏教の拡散
 コラム 奇妙な瓦

第2章 白村江の敗戦と古代山城―歴史時代の考古学の落とし穴―
 1.『日本書紀』の記載から膨らむイメージ
 2.古代山城をめぐる問題
 3.考古学から古代山城をみる
 4.古代山城の性格を考える
 5.考古学からみた天智朝の国防政策
 コラム 災害と考古学

第3章 中央集権国家と地方官衙―地方社会からのアプローチ―
 1.中央集権体制への歩み
 2.出土文字史料からのアプローチ
 3.地方支配システムと地方官衙
 4.地方官衙の成立
 5.律令制の整備と地方官衙
 6.律令制における地方の姿
 コラム 遺物からみた中央集権体制の成立と展開

第4章 古代宮都の展開―遺跡と文献史料双方からの分析―
 1.宮の造営
 2.藤原京の造営
 3.平城遷都
 4.宮都と交通路
 コラム 古代の祭祀

第5章 律令制度の瓦解と地域の時代へ―遺跡にみる社会の変化―
 1.律令国家の変質と崩壊
 2.律令制の崩壊と遺跡
 3.新たな時代への萌芽
 4.遺物にみる古代から中世への動き
 5.中世考古学へ向けて
 コラム 変動する日本の領域

終章 二兎を追って二兎を得る

付 録
 1.主な文字史料と利用の留意点
 2.主要参考文献
 3.律令国家の行政区画(五畿七道)
 4.関連年表